Scrambled Egg

Kenzoです。映画、音楽、写真、旅が大好きな25歳。なんやかんやと記録していきます。

会社って、仕事って。その②

職場には問題がある。必ず。でもそれは悲しいことではないし、むしろ人間らしい。完璧な人がいないように、完璧な企業はないのだろう。

 

いちばん悲しいのは、同じ問題が”あり続ける”ことだ。これはある尊敬する人の受け売りだけど、

 

「『仕事』は、『自分の能力と、自分の時間で、社会の問題にとりかかり、担当部分を解決し、お金をもらう』こと」

 

だという。全くもってその通りだと思う。同じ問題があり続けるということは、何一つ解決していないということで、つまりは一つの仕事が完遂していないということになる。突き詰めて言うと、お金をもらってはいけないということになってしまう。

 

逆に言えば、自分にはどんな能力があって、どんな問題を解決したいと思うのかを考えれば、自ずとやってみたい仕事は見えてくるのかもしれない。そんな思いで頑張ってみようと思う。

 

さて、その①でまとめた業務の中で、いま致命的な問題が起きてしまっていて、ここではそれをまとめていく。

 

「倉庫②が機能していない」

 

端的に結論を言うと、そういうことだ。具体的な問題としては、

・お客さんに注文された商品が倉庫内から見つけられず、遅延している

・発送したかどうか把握できておらず、二重でお客さんに届いているケースがある

上記の問題があるが故に入荷した商品を計上する時間がなく、いつまでも商品をアップできない。

・倉庫内を整理したいが、社員数が少なく、さらにコンプライアンスの問題で部外者は簡単に出入りできない。

 

このような問題がある。これだけ見れば、倉庫が圧倒的に悪いように見えるが、逆に『ここまでの悪いことが起きることがおかしい』とは思えないだろうか?

そう考えて色々と見ていくと事実は結構、複雑だった。

 

まず、最初に契約していた倉庫がある。これを倉庫①と仮定しよう。問題が表れはじめたのは、こちらで撮影した新規商品が、倉庫①に入庫されているにも関わらず、それが計上されていないことがわかったときだ。次々と新規商品はやってくるが、計上は追いつかない。遅れ続けていた。

 

計上は、単純にそのアイテムがいくつあるかというのをシステムに記録すること。それが追いついていない状態だという。

 

「金を払っているのに、倉庫①は仕事をしていない、職務放棄だ」というのがトップ(A)の言い分だった。ところが、倉庫①の大きさはそれほど大きいものではなく、働いてくださっているのも社員さんだけだと3人ほどしかいない。パートさんは4人ほどいたが、その方々は商品の梱包と発送業務をやってくれている。

そこに何千規模の商品を続けざまに入庫させたとしたらどうなるだろう。追いつかない、というのは理解できるような気がする。

 

『大量』と考えられる商品の到着が事前にわかっていれば対応もいくらかはできるだろうが、残念ながらこちらの従業員ですら事務所にその到着を知るのは到着してから、もしくは良くて2日前くらいなので、倉庫①に伝わっているとは言い難い。であれば、対応が遅延するのは当然とも言える。

 

その状態が続き、トップ(A)はこう判断した。「金を払っているのに仕事放棄するような倉庫①は使い物にならないし、これまでもいろいろと不満があったので移転しよう」

 

そこで頼ったのが、アパレル業界で長年働いていたベテランで、半年ほど前から入社していたBさん。コネクションをたくさん持っていて、以前からAさんと一緒にやろうと話していたらしく、ついにそのときがきたのだった。

Bさんはコネクションの中から、頼れそうな倉庫を探してくれ、その社長との間に入ってAさんに紹介をした。それが倉庫②だ。そしてその段階で在庫管理の部分を任されたのは、元々Fさんと一緒に顧客対応窓口を担当していたGさん。

 

倉庫②で何が起きたかは、先に述べた通り。大変な惨事だった。これを受けて、再度倉庫を移転する話になった。そのときの説明がどんなものだったかは以下の通りだ。

 

「詐欺に合いました。倉庫②の社長には、現在の倉庫①の不満と、こういうシステムを使っていると伝えたところ、『その不満は解消できるし、コストダウンもできる』と言った。忙しい時期ではあったが、それを信じて急いで移転した。そしたら計上はしないし社員は少ないし、手伝いにいくこともできない。しかも最初に聞いていた倉庫とは違う所に行かされた。これは詐欺だ。」

 

録音はしてないので一言一句違うなんてことはないが、主張はこの通りだった。

 

さらに言うと、『契約書を交わしていない』けれど、高額な『違約金みたいなの』は払ったとのこと。

 

さて、冷静に考えてみたい。そして一言言いたい。誰が信じるんだろうか?スッと飲み込むには疑問点があまりにも多くはないだろうか。

 

実際に中にいて、見たり聞いたりして調べたことからこの問題の真実や原因を3つ考えてみた(僕の感じたことも含まれてしまうが)。

 

・想定よりも数段以上、在庫数が多すぎて並大抵の倉庫では処理できない量なのに、最初の段階で正確な情報を伝えていない(撮影の段階で経験済み)。

・金払ってる奴が誰よりも偉いと思ってるから、誰かに丸投げして24時間働かせればいいと言う考え(事実Gさんは死に物狂いでほとんど休みなく働いていた)。

・めんどくさいことは全て丸投げして誰かの責任に。さらには断られないために、人を介したりメールの文面だけで伝えたりする(これ優先でお願いします、だけが基本)。

 

以上である。そして異常である。

 

また、ここでもう一つ加えておきたい。その①でも述べたように、僕はたしかにここで中心的な部分を任され、働いている。こうした問題がある中で、文句や意見をひとつも言わず、従順なイェスマンだったかと言われると全くそうではない。正確には社員にはならなかったし、自分の範囲以外は関わらないようにしつつ、出来る限りのことをしていた感じだけど、むしろ意見しまくった側の人間だ。じゃないと、こんなことをここには書かない。

 

どんな商品がいいか、どんなPR方法がいいか、またはどんな商品ページ、サイトがいいか。かなり提案していた。具体的なサイトを見せ、レイアウトを提案した。

インパクトを変えるため、大胆な撮影をしてみたり、モデルを探してきて紹介したりもした。

在庫管理の部分、また商品入庫の部分での情報伝達があまりに遅いのと不正確なので、事前にわかるようにオーダー表をもらったり、いつ頃入庫してもらう予定なのかを聞いて、事前に準備できるような仕組みを作る提案もした。

そのための動き(その表のサンプルを作ったり、仕組みの共有をしたり)もやってみた。完璧なんてのにはほど遠いし満足もしていないけれど、行動はしたと思う。

 

このとき動いてくれたのは、誰一人としていなかった。「そんなことしたって、何も変わらないよ」ばかりだ。良くて「代わりに言ってもらえて助かる」くらいだろうか。こう言ってはなんだが、お礼の言葉がここまで響かなかったのはめったにない。が、それは別の話。

 

流れ流れて、結果どうなったか。

 

Bさんは全責任を負わされ、退職。独立の道を進んだ。

倉庫は早々に引き払われ、倉庫③に移った(つい先日のこと)。

 

僕も潮時だ。1年、自分なりに行動しまくったのでやりたいことは見えてきている。エンジンをかけよう。